みんさー織りができるまで

表紙

染色

まず、均一な染色をするために、糸に付着している細かい汚れを落とす精錬を行い、その後に経地糸(無地)、経絣糸(柄)、緯糸(無地)などの種類ごとに分けて染色します。糸の染色は、八重山の風土色を基調として、堅牢度を考慮し化学染料(反応性染料)を用います。特に柄の部分になる絣の染色は、しっかりと確認しながら染色します。絣は、染色終了後に絣糸を乾かし、括り糸をほどいて完成です。

糸繰り

この作業は、綛糸をボビン(管)に巻き取る作業で1つのボビンに3〜5綛ずつ巻き取ります。糸繰りは、前作業の精錬や染色・糊付け・乾燥などがしっかり行われることで作業をスムーズに進めることができます。

整形

経糸の絣糸と地糸の長さを整える作業です。意匠設計に則りボビンを並べ揃えて、色ごとに糸の本数と一定の長さを取ります。この作業は製織時の糸のたるみや絣のずれと関連が出てくるため重要になってきます。

糊付け伸し

綺麗な絣柄や織りを実現するためには、糊付け張り伸ばしは欠かせません。糊張り場は、40メートル余りの長さの糸を糊張りが可能であり、同時に6カ所での糊張りが可能となります。糊張りは、乾燥させるために日中の時間を掛けて行いますが、天候や糸の本数により、2日にまたがることもあり、重りの重量の調整なども行います。

絣括り

この作業は、五つと四つの柄を生み出す基となるため、手作業で一つ一つ丹念に行われます。形の良い絣を作るため、絣括りは予め印を施した部分を正確に真直ぐ固定する必要があります。また、染色時に染料が染み込まないようにしっかりと括っていきます。

仮筬通し

図案に添って絣糸、地糸の割り振りをし、筬と呼ばれる隙間に一本一本入れ込んでいきます。製織時には再度取り外しを行うために仮に割り振った経糸を通すために仮筬通しと言います。織り幅の幅とほぼ同じ幅であるため、幅広の場合は多くの本数が用いられます。

巻取り

製織をする前段階の“下準備”と呼ばれる一連の作業の最終段階で、経糸全て揃えて巻き取っていきます。その際に一定の張力に保つことが重要で、特に別々に作業された絣糸と地糸の張り具合をそろえます。この巻取りの作業の良し悪しが次の工程の製織大きく影響していきます。

綜絖通し

巻き取った経糸を機に乗せ、綜絖と呼ばれる糸の上下運動をするためのパーツに経糸を一本一本通していく作業です。基本的な織組織は平織りですが、風合いの変化を出すため、筬との入れ方により、丸羽や片羽やヤシラミ織などの織をするための通し方があります。ここまですると、あとは経糸のセッティングで全ての段取りが揃うことになります。

製織

機の上に経糸をセッティングしたあとは、緯糸を通していくことが製織作業になります。製織専門の技術者の織子さんが丹念に織り上げてゆきます。織りあがった後は、織物の検査があるために、そのチェック項目に気をつけながら行っていきます。

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